2025/12/17投稿者:リニューケア

介護職で「入浴介助ばかり…」と感じたら読む記事|きつい現場のリアルと、無理しない働き方の選択肢

「今日も一日、ほぼ入浴介助だけで終わった」

「気づけば毎日、午前中は浴室にこもりきり」

「腰も腕も限界なのに、また明日も入浴担当…」

 

介護職として働いていると、こんな気持ちを抱いたことがある方は少なくないはずです。

 

特に資格を持っている方ほど、戦力として見られやすく、気づけば入浴介助の中心メンバーになっているケースも多いのが現実です。

 

入浴介助は介護の基本であり、とても大切なケアです。

 

一方で、身体的・精神的な負担が大きく、「入浴介助ばかり」の状態が続くと、介護の仕事そのものが嫌になってしまう原因にもなります。

 

この記事では、「なぜ自分ばかり入浴介助になるのか」という疑問から、現場でできる工夫、限界を感じたときの考え方、そして転職という前向きな選択肢まで、介護資格を持つあなたの気持ちに寄り添いながら解説します。

 

介護職で「入浴介助ばかり」になるのはなぜ?

まず知っておいてほしいのは、「あなたの能力が低いから」「雑用係だから」という理由で入浴介助を任されているわけではない、ということです。

 

多くの場合、構造的な理由があります。

 

運営体制の問題(午前中に業務が集中)

デイサービスや入所施設では、送迎・食事・レクリエーションとの兼ね合いで、入浴介助が午前中に集中しやすい傾向があります。

 

その結果、早番や日勤の一部職員が固定で入浴担当になりがちです。

 

「毎回同じ人がやった方が早い」「慣れている人に任せた方が安全」という判断が重なり、ローテーションが固定化されてしまいます。

 

人手不足による負担集中

慢性的な人手不足の施設では、入浴介助を回せる人数が限られています。

 

結果として、体力があり、動ける職員、資格を持つ職員に業務が集中します。

 

本来は分担すべき業務でも、「今日は人がいないからお願い」と頼まれ続け、断れないまま常態化してしまうのです。

 

新人教育・指導役になりやすい

経験者や有資格者は、新人の教育係として入浴介助に入るケースも多いです。

 

「教えながら介助する」 「安全面を見ながらフォローする」

 

これ自体は大切な役割ですが、実際には自分の負担が倍になることも少なくありません。

 

 入浴介助がここまできつい理由(身体と心のリアル)

「入浴介助は大変」と一言で言われますが、実際にきつい理由は複数重なっています。

 

身体的な負担

利用者の体重を支える、抱える ・中腰、前かがみの姿勢が続く ・浴室内の高温多湿環境 ・滑りやすい床での緊張感

 

特に腰・膝・肩へのダメージは蓄積しやすく、「気づいたら慢性腰痛」「湿布が手放せない」という方も多いでしょう。

 

熱中症リスクと体力消耗

浴室は想像以上に過酷です。

 

夏場はもちろん、冬場でも湯気で室温が上がり、水分補給が後回しになることで、軽い熱中症状態になることもあります。

 

精神的な負担

転倒や事故を起こさないかという緊張 ・利用者の羞恥心や不安への配慮 ・拒否がある利用者への声かけ ・新人指導と同時進行のプレッシャー

 

「何も起こらず終わって当たり前」という業務だからこそ、常に神経を使い続けるのです。

 

入浴介助あるあるに共感してしまうあなたへ

現場で働く介護職なら、思わずうなずいてしまう場面も多いはずです。

 

・介助している自分の方が汗だく

・「一緒に入ろう」と冗談半分で誘われる

・「温泉ですよ」と言うと急に表情が和らぐ

・解放感からの失禁で現場が一瞬フリーズ

・着替えを間違えてヒヤッとする

・手洗いと消毒で手荒れが限界

 

笑い話にできるうちはいいですが、毎日続くと確実に心と体を削っていきます。

 

現場でできる負担軽減の工夫

すぐに転職できない場合でも、負担を減らすためにできることはあります。

 

正しいボディメカニクスを身につける

力任せの介助は、自分の体を壊します。

 

重心移動、膝を使う動作、利用者の残存能力を活かす介助を意識するだけでも、負担は大きく変わります。

 

介護機器を「遠慮なく」使う

チェアー浴、リフト、スライディングボードなど、「時間がかかるから使わない」のではなく、「事故と腰痛を防ぐために使う」意識が大切です。

 

きついことを言葉にする

「みんな大変だから」と我慢し続けると、状況は変わりません。

 

・入浴担当の偏り

・連日の入浴介助で体が限界なこと

 

を、事実として冷静に伝えることは、わがままではありません。

 

それでも変わらないなら、無理をしない選択を

工夫しても、相談しても、体制が変わらない職場は確実に存在します。

 

そんなとき、「自分が弱いから」「辞めたら迷惑」と考える必要はありません。

 

入浴介助が少ない働き方

夜勤専従 ・訪問介護 ・介護度が比較的低い施設

 

設備・体制が整った施設へ

介護ロボット導入施設 ・人員配置に余裕のある職場 ・業務分担が明確な施設

 

資格を持っているあなたには、選択肢があります。

 

介護職が自分を守るために大切なこと

入浴介助は、介護の基礎であり、利用者の生活の質を支える重要な仕事です。

 

しかし、あなたの体と心を壊してまで続ける仕事ではありません。

 

「入浴介助ばかりでつらい」と感じたときは、現場改善を考えるサインであり、働き方を見直すタイミングでもあります。

 

一人で悩まないでください|リニューケアという選択

リニューケアでは、介護資格を持つ方の ・業務内容の悩み ・体力的な不安 ・入浴介助の負担が少ない職場探しを、現場を理解した担当者が丁寧にヒアリングしています。

 

「今すぐ転職するかは決めていない」 「話だけ聞いてみたい」

 

そんな段階でも大丈夫です。

 

我慢を続ける前に、選択肢を知ること。 それが、介護の仕事を長く続ける一番の近道かもしれません。

 

あなたの経験と資格を、もっと大切にできる職場は必ずあります。

 

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