2025/12/26
介護職が一番きつい“忙しい時間帯”とは?現場のリアルと、無理なく働ける職場を選ぶ方法
介護職として働いていると、
「この時間帯だけは本当に息つく暇がない」
「時計を見る余裕すらない」
そんな瞬間を、誰もが一度は経験しているはずです。
介護の仕事は、単純に“ずっと忙しい”わけではありません。
忙しさには明確な波があり、特定の時間帯に業務が集中するという特徴があります。
この記事では、
-
介護職が特に忙しくなる時間帯
-
施設形態別の忙しさの違い
-
なぜその時間帯が過酷になりやすいのか
-
忙しさが限界になる前に考えてほしいこと
-
忙しい時間帯を避けやすい職場の選び方
まで、現場目線で詳しく解説していきます。
「今の職場がきついのは自分のせいなのか?」
「介護職って、どこで働いてもこんなに忙しいの?」
そんな疑問を持っている方ほど、最後まで読んでみてください。
介護職が最も忙しい時間帯【結論】
結論から言うと、介護職が最も忙しくなりやすいのは、以下の時間帯です。
-
7時〜9時頃:起床介助・朝食準備・排泄介助
-
11時〜14時頃:昼食準備・食事介助・口腔ケア
-
16時〜20時頃:夕食・就寝準備・服薬・排泄介助
-
夜勤帯:巡回・コール対応・排泄介助が重なる時間
特に、「食事 × 排泄 × 人員不足」が重なる時間帯は、身体的にも精神的にも負担が大きくなりがちです。
では、なぜこれほどまでに忙しくなるのでしょうか。
なぜ介護職の忙しさは時間帯に集中するのか?
介護の仕事は、利用者さんの生活リズムに強く影響されます。
-
起きる
-
食べる
-
入浴する
-
排泄する
-
寝る
この生活動作は、多くの利用者さんが同じ時間帯に行うため、介護職の業務もどうしても集中します。
さらに、
-
食事形態が違う
-
介助レベルが違う
-
医療的ケアが必要
-
認知症による対応が必要
など、一人ひとり対応が異なるため、「流れ作業」にできないのが介護職の難しさでもあります。
【施設形態別】忙しい時間帯のリアル
ここからは、施設形態ごとに「特に忙しくなりやすい時間帯」を具体的に見ていきましょう。
入所施設(特養・老健・有料老人ホームなど)
早番帯(〜9時頃)
入所施設で最もバタつきやすいのが早番帯です。
-
利用者の起床介助
-
排泄介助・オムツ交換
-
洗面・更衣介助
-
朝食の配膳・食事介助
-
服薬介助
「一人でも遅れると全体が回らない」
そんなプレッシャーを感じやすい時間帯です。
人手が足りない施設では、一人で複数名を同時進行で対応することも珍しくありません。
遅番帯(夕方〜)
夕方から夜にかけても、忙しさは続きます。
-
夕食準備・配膳・介助
-
下膳・口腔ケア
-
就寝介助
-
排泄介助
-
夜勤への引き継ぎ
利用者さんが不穏になりやすい時間帯でもあり、精神的な負担も大きくなりがちです。
夜勤帯(深夜〜早朝)
夜勤は「暇そう」と思われがちですが、実際は違います。
-
定期巡回
-
ナースコール対応
-
排泄介助
-
体位変換
-
急変時対応
特に、コールが重なる時間帯は休憩どころではありません。
仮眠が取れない夜勤が続くと、心身へのダメージは確実に蓄積します。
デイサービス(日中のみ)
デイサービスは夜勤がない分、日中に忙しさが集中するのが特徴です。
午前中(送迎後〜)
-
バイタルチェック
-
入浴介助
-
排泄介助
-
レクリエーション
入浴が重なる日は、特に人手が必要になります。
昼食時(11時半〜13時半頃)
-
昼食準備
-
配膳・食事介助
-
口腔ケア
短時間で多くの利用者さんに対応するため、一気に忙しさがピークに達します。
午後〜夕方
-
レクリエーション
-
おやつ対応
-
帰宅準備
-
送迎対応
「最後まで気が抜けない」という声が多い時間帯です。
忙しい時間帯がつらくなる本当の理由
忙しさそのものよりも、介護職を苦しめているのは次のような要因です。
人員配置がギリギリ
-
常に最低限の人数
-
急な欠勤でさらに負担増
-
忙しい時間帯ほど人が足りない
これでは、どんなにやりがいがあっても限界が来ます。
業務量と時間が合っていない
-
「この人数でこの業務量は無理」
-
休憩が取れない
-
記録が残業になる
忙しい時間帯のしわ寄せが、残業や持ち帰り業務につながるケースも少なくありません。
「忙しいのが当たり前」という空気
-
忙しいと相談しづらい
-
つらさを我慢する文化
-
辞めたいと言い出しにくい
これが、介護業界の離職率を高めている大きな原因です。
忙しい時間帯が限界…それは「甘え」ではない
「みんな頑張っているから」
「自分が弱いだけかも」
そう思って無理を続けていませんか?
しかし、忙しさが原因で心や体を壊してしまっては意味がありません。
介護職は、長く続けられてこそ価値がある仕事です。
環境を見直すことは、決して逃げでも甘えでもありません。
忙しさを減らしやすい職場の特徴
もし今、
-
忙しい時間帯がつらい
-
体力的に限界を感じている
-
もう少し余裕を持って働きたい
そう感じているなら、職場選びを変えるだけで状況が大きく変わることがあります。
例えば、
-
日勤のみの施設
-
利用者数に余裕のある施設
-
介護度が比較的低い施設
-
人員配置に余裕がある職場
-
業務分担が明確な職場
同じ「介護職」でも、忙しさは驚くほど違います。
忙しい時間帯を理由に転職を考えるのは自然なこと
実際、「忙しさ」を理由に転職を考える介護職の方は非常に多いです。
-
夜勤がきつくなってきた
-
食事介助の時間が毎回戦場
-
休憩が取れない
-
将来が不安
こうした悩みを抱えたまま働き続ける必要はありません。
一人で悩まず、プロに相談するという選択肢
「転職するかどうか、まだ迷っている」
「今すぐ辞めるわけではない」
それでも大丈夫です。
相談するだけでも、自分に合った働き方が見えてくることがあります。
求人サイト「リニューケア」では、
-
介護資格を活かせる求人
-
忙しさや働き方の希望を考慮
-
無理な転職の押し付けなし
あなたの状況に合わせた情報提供を行っています。
まとめ|忙しい時間帯に苦しみ続けなくていい
介護職が忙しい時間帯は確かに存在します。
しかし、
-
どの施設でも同じ
-
我慢するしかない
というわけではありません。
働く場所を変えるだけで、忙しさは大きく変わります。
今の職場で限界を感じているなら、一度立ち止まって、自分の働き方を見直してみてください。
あなたの経験と資格は、もっと大切にされるべきです。
無理なく、長く介護職を続けるために。
まずは「相談」から始めてみませんか。
➔【リニューケアに登録する】
この記事を読んだ方におすすめ
お役立ち情報のおすすめ記事
-
2025/12/26
介護職が一番きつい忙しい時期はいつ?限界を感じる前に知っておきたい繁忙期と転職のベストタイミング
-
2025/10/04
転職エージェント経由でも再就職手当はもらえる?知らないと損する注意点と申請の流れを徹底解説!
-
2025/10/06
介護職の夜勤専従でWワークする前に読む!社会保険の“二重加入”をメリット・デメリットで丸ごと解説
-
2025/10/07
介護福祉士の勉強時間はどれくらい?働きながら合格する最短ルートと効率的な勉強法を解説!


